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2020年3月19日

新しい学校・学年へ進む皆さんへ

 今日は公立高校入試の合格発表日でした。大学入試も、あとは後期日程の合格発表を待つのみとなりました。今年受験生だった皆さんお疲れ様でした。受験生だった人は新しい学校へ進み、受験生でなかった人も次の学年へと進むこの時期に、双葉塾からメッセージがあります。

 新しい学校・学年で、新しい勉強が始まるわけですが、皆さん、今まで習った勉強やこれから習う勉強って、何の役に立つと思いますか?例えば数学なら、小学校で習う足し算・引き算とかならともかく、1次関数や2次関数、方程式や箱ひげ図、ベクトルやら複素数やら…志望する学校に進学するために必要だから勉強してるけど、社会でこんなもの見ないし使わん‼何の役にも立たんやろ‼って思いますよね。

 でも、大人になったら役に立たないように見えるこれらの学問は、大人になっても必ず役に立ちます。何の役に立つのでしょう?それは…

 それは、今まさに、勉学に励んでいる、あなたたちが見つけるのです。役に立っていない学問を役に立たせるのです。

 例えば、多くの人が持っているスマホには、関数の考え方が隠れています。スマホなんて、昔はありませんでしたよね。関数ははるか昔からありました。はるか昔からあった関数を、スマホという新しい技術の役に立たせたのです。

 でも、スマホを作った人が、もし関数を知らなかったら、きっと今のようなスマホは作れませんでした。そもそも知らなかったら、勉強していなかったら、何の役にも立たないし、新しい技術も生まれません。

 まず知る、勉強する、それから何の役に立つか考える、それでいいんです。どうせ役に立たない、そう考えて勉強しなかったら、本当に何の役にも立ちません。逆に、「何の役に立つかな、立たせようかな?」と考えながら勉強したほうが、やりがいもあって良いのではないでしょうか。

 特に、来年度から大学入試はより思考力・応用力を問われるようになります。よって、新しいことを学んだ時に、「なぜそうなるのか」という根本的な原理を深く考えしっかりと理解していき、「何に応用できるか(役に立つか)」を見つけていくことが重要でしょう。

 新しい学校・学年に進む皆さん、ぜひ新しい環境で勉強するひとつひとつの学問を身に着けて、将来、新しい何かの役に立たせてくださいね。

 以上です。双葉塾からでした!